1日目

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  • 愛媛県立歴史博物館
  • 西予市役所
  • あけはま~れ

2日目

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  • ジオミュージアム
  • 災害の語り部
  • みかんの段々畑
  • BBQ

3日目

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  • パールの加工体験
  • 藁マンモスとの出会い
  • 道の駅どんぶり館


4日目

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  • 宇和米博物館(日本一長い木造廊下)
  • 卯之町散策

1日目

卯之町駅へ!


JR松山駅に続々とゼミ生が集まってきました~! 

現地集合のためそれぞれ交通手段はバラバラ。飛行機で来た人、夜行バスで来た人、普通列車を乗り継いで来た人…。はたまた他の観光地を訪れてから来た人。個性が出ますね。 

私もその一人。前日に一人で香川県を訪れ、愛媛県に移動し松山で前泊をしました。朝は坊っちゃん列車という路面電車で移動してきました。(なんとこの電車、ICカードが使えず180円を降りる際に支払います。貴重な体験でした…!) 

 

 

さて移動です。なんとJR松山駅には改札がありません。駅員さんに切符を見せるのです。 

いや、県庁所在地の駅だよな、とは思いましたがどうやら栄えているのは松山市駅だそうです。 

JR松山駅から、JR卯之町駅へ。到着すると周りには山!そして木目調のぬくもりある建物が。これは西予市役所とのこと!こんな建物が市役所だなんて、少し羨ましい気分になりました。 

愛媛県立歴史博物館


 まず訪れたのは愛媛県歴史文化博物館!かなり美しい建築でした。 

 展示は人類の起源から現在に至るまでの歴史・文化を愛媛県にフォーカスしながら紹介するという内容です。 

個人的には日本史に明るくないので楽しめるか不安でしたが、その時代の民家を再現する展示があり、生活様式を身近に感じられました~。海、山、里それぞれの民家があり、愛媛県の色々な場所を舞台に生活が営まれてきたことが分かりました 。

  

 有馬ゼミ2年生女子のテンションが上がったのは、明治~昭和の愛媛県を模した展示でしょうか。当時の列車が展示されていて実際に乗ることができました!ゼミ生の一人が体を張って運転してくれました。そのあとは昭和の大街道商店街でうどんを食べたり(?)、駄菓子屋を覗いたりしました。(しっかり愛媛県の伝統行事なんかも見てきました!) 

 

西予市役所

 そのあとは市役所に戻って西予市の概要や政策、悩みや目標についてうかがいました。

自然環境が良く農業・養殖業が盛んであることや、文化・地形・自然を保全しているジオパークが存在することが西予市のPRポイントです。

しかし、既存の産業の後継者不足や、新たな起業がほぼ無く発展が見込めないことなど、日本の多くの自治体が抱えている問題が西予市にもありました。

 また、観光業を発展させたいという想いも伝わってきました。現在は西予市を目的に訪れる人が少ないので、宿泊者数も芳しくないとのことです。

確かにきっかけが無ければ、知らない四国の街を訪れようとは思いませんよね^^;

私たちも合宿の目的地となるまで知りませんでした。

観光や移住に関する冊子も見せていただきました。若い世代に対するPRにも力を入れているようです!目標は年間200万人の観光客を入れること。

観光業を発展させることで他の産業への好影響が期待できるとのことでした。

市役所でのお話を通して、まず行政視点での西予市の現状について知ることができました。

 

一日目終了!

  

 そして4日間お世話になる宿泊施設へ移動! 

従業員の方が運転する車に乗り、そのトークやスリリングな道路に圧倒されていましたが、一山超えた先に広がる海には息を吞みました。 

空と海が広すぎる。 

一日目は天気がとても良いというわけではありませんでしたが、横浜では見られない解放感あふれる景色が広がっていました…! 


  ここからは私たちが実際に西予市を巡り、西予市の色々な面に触れる番です。 

一面に農地や山、海、空が広がるこの町で人々はどんな生活をしているのでしょう。 

そして有馬ゼミ生は、縁もゆかりもなかった西予市にどんな魅力を見出すのでしょうか? 

2日目

四国西予市ジオミュージアム

  四国西予市ジオミュージアムの常設展示室では、四国カルストエリア/黒瀬川エリア/肱川上流エリア/北部宇和海エリアに分かれて展示がされています。なんと四国西予市ジオパークにはカルスト、V字谷、リアス海岸など、地理的特徴が沢山あるんです!凹凸のある展示物が魅力的でした!また貴重な岩石や植物の標本も沢山あり、とっても楽しかったです!


  ところで展示物の横に数字があるのに気づきましたか?実はこれ、スマホで出来る西予ジオクエストのクイズのヒントになっているんです!遊びながら学べる仕掛けがあるんですね!私たちも夢中でクエストしてました^_^

  そしてこの四国西予市ジオミュージアムは2022年に開館したばかりなんです。木を基調とした内装でとても暖かい雰囲気でした!

四国西予ジオミュージアム | 四国西予ジオパーク (seiyo-geo.jp)

災害の語り部

   続いて私たちは乙亥会館へ向かいました。乙亥会館は東京にある両国国技館と同じ方形型の建物なのが特徴です。中には平成30年の西日本豪雨の災害伝承展示室があり、私たちは災害語り部の方からお話をお伺いしました!当時の川が氾濫している映像を大画面で見ることができ、まるで自分がそこにいるかのように感じました。


   展示室を出た後、実際に災害にあったまちを歩き回りました!語り部の方から当時の写真をみせていただきながら、今のまちの様子と比較してまちあるきが出来ました。写真 私たちの背丈を大きく超えるところに「西日本豪雨災害 2018年7月7日最高水位」の文字が見えます。このように当時の被害を忘れることのないよう記録されています。

みかんの段々畑

   最後に私たちは狩浜へ向かい、かりとりもさくの会佐藤さんにガイドをしてもらいながらみかんの段々畑を見ました!段々畑の古くからの石垣や植生を見たり、狩浜の地層構造を学んだりしました。この石、とっても貴重な物らしいです、、、落とさないようにヒヤヒヤしてました^_^

3日目

パールの加工体験

二日目は、グループごとにそれぞれ違った体験をしてきました。
市役所にインタビューに行く3年生。カヌー体験をする2年生のグループ。そして、私たちのグループは真珠の加工を体験してきました!どのグループも貴重な体験ができました。

愛媛県で真珠を連想する人は少ないと思います。 私たちも、「え、愛媛県って真珠が有名なの!?」と半信半疑でした:) 

実は愛媛県西予市では真珠の養殖に適した場所なのです。 みかんで有名な愛媛県ですが、そのみかんの段々畑が広がる山の麓には、なんと真珠の養殖場・加工場があります。石灰石でつくられている段々畑から海に流れ出る水には、豊富なミネラルが含まれていて、真珠の養殖に適した場所になっているのです。 

加工場に着くと、そこでは職人さんたちが集中して作業に取り組んでいました。作業はデリケートで、職人が一つ一つ丁寧に手作業で行っていました。この職人さんたちの作業のおかげで私たちが普段目にする美しい真珠ができているのだと感動でした。

実際の真珠の加工体験では、自分で好みの真珠を選んで、針金を通しネックレスにしました。真ん丸い真珠を選ぶ人や、少し崩れたユニークな形の真珠を選ぶ人、一人ひとりこだわりの真珠をネックレスにしました。
なかなか体験できない真珠の加工体験は、西予市での貴重な思い出です。
愛媛県を訪れたらこの貴重な真珠の加工体験のために西予市を訪れてみるのも良いのではないでしょうか。

藁マンモスとの出会い

パールの加工体験を終えて次に向かった先は、一面の田んぼ。

「何ここ?」と周りを見渡してみると、一面に広がる田んぼの中にドスンと2匹の親子のマンモスが。

藁でつくられたこの大きなマンモスを前に、不思議でいっぱいでした。なぜこんなところにマンモスを作ったのか…誰が作ったのか…

とりあえずみんなで写真を撮って観察。お尻がプリっとしててかわいくてみんなで写真撮影大会。

この藁マンモスは、2011年に行われた「れんげまつり」を盛り上げるために、東京の武蔵野美術大学と地元の有志が協力して作成されたものだそう。作成後は、毎年3月から4月にかけて地元住民の協力で藁の張り替え作業が行われ、大切に見守られてきたようです。

調べてみるとこの子たちには名前がありました:)
親マンモスは「わらら」、子マンモスは「まい」、そして私たちが見たときはいなかったのですが、孫マンモスは「れん」と言うそうです。

間近で見る藁マンモスは写真で見るよりも断然大きく、迫力もあります。
西予市に向かう電車の中からも見えるので、愛媛県を訪れたら一度は見てみてください!

道の駅「どんぶり館」

藁マンモスを見た帰りに訪れたのは道の駅「どんぶり館」。

西予市のお土産なら何でもそろっていて、お土産を買うのにおすすめの場所です。私もここでお土産を買いました。

ここでは、お土産だけでなく、観光案内や売店も充実していました。

私たちが食べたのはジェラート!
種類豊富なテイストから選べて、価格もお手頃。珍しい味のジェラートもあったので、ここを訪れた記念に挑戦してみるのもいいかもしれません。
ちなみに私は、普通のチョコレートを食べました。
とてもおいしくて、どんぶり館での1番の思い出かもしれません:)

4日目

宇和米博物館

 
今日はゼミ合宿最終日!

 まずは昭和3年建築の旧校舎を移築した宇和米博物館にやってきました~

ノスタルジックな雰囲気がステキですね

  昔懐かしい教室を出ると
  109mの日本一長い木造廊下

  我々は109mの木造廊下を活かした
  雑巾がけレース、その名も
  Z-1グランプリにエントリー

  博物館では体操服と上履きのレンタルができ、ますます学生に戻った気分です♪

  よーいドンでスタートし、最初は意外とスルスルいけるぞと思うがしかし、、

  50m辺りでだんだん走者の様子がおかし くなり
  最後の10m、歩いたほうが速いのでは?というくらいのペースでゴール

  109mの雑巾がけレースは
  完走するだけでもたしかな満足です

  Z-1グランプリは、挑戦するともれなくタイムと名前が書かれた認定証を頂けます
  それだけでなく、その月の雑巾がけのベスト記録を塗り替えるとコーヒーのプレゼントをゲットできるのです…!


  ちなみにこの日、有馬ゼミからベスト記録を塗り替える雑巾がけレーサーが一人誕生しました

  また、宇和米博物館は教室をコワーキングスペースとして使うことができ、米市楽座なるフリーマーケットも不定期で開催しているとか

  雑巾がけレースをした後は、お米の食べ比べ(利き米)やお米を取り扱ったカフェやショップ、黒板ルームではチョークでお絵描き、農作資料などで満喫できます♪ 

  ノスタルジックな空間で
「つかう・たべる・あそぶ」ができるなんとも魅力的な場所です


  観光スポットとして、また、地域の賑わい創出の場として様々に活用されている宇和米博物館では、歴史的な地域資源をどう観光デザインしていくかについて学ぶことができました!


卯之町散策

 
  雑巾がけレースをした後は
卯之町でゆっくりお散歩です♪

多くの商家が軒を連ねていた卯之町には、いまも町屋や土蔵が通りの両側に立ち並んでいます

まちを眺めるだけでもなんだか心が癒されますね


昔の街道を彷彿とさせるこのまちでは、江戸時代に創業した酒蔵や昔ながらの醤油蔵、古い建物を改装したカフェや昔の暮らしを体験できる施設に立ち寄ることができます


開明学校、高野長英の隠れ家、宇和民具館、鳥居門など、歴史を感じられるスポットを巡ると数百年前にタイムスリップしたような感覚に…!

白壁、半蔀(はじとみ)、格子、持ち送りなどの伝統的な建築様式、大正期建築の境界や明治期建築の開明学校校舎などの洋風建築、卯之町は伝統的建造物群が点在していて散策に楽しいまちです

  • 歴史的な建築物の保全
  • ノスタルジックな雰囲気を壊さない街

並みのデザイン

  • 観光をまち歩きだけでは終わらせない施設


 いろんな工夫があってこそ、この卯之町は人々が訪れる観光スポットになっているのだなぁ、と感じます

 観光しながら観光を学んだ4日間

今までの観光とは一味も二味も違った経験と学びがありました

都市ではない、いわゆる「田舎」の観光をどうデザインするか、この合宿での経験をこれからのゼミでの学びに活かしていきます…!